ガラスリペア(補修)
いつのまにかフロントガラスに傷が・・・
フロントガラスの小さなキズ、ヒビなら、ガラスリペアという修理方法があります。キズ、ヒビの部分に特殊樹脂を注入し、修理いたします。但し、『完全』に元通りに直るわけではありません。強い衝撃や、極端な温度変化には耐えられません。今のお車に長くお乗りになるお客様には新品への交換をお奨めいたします。
ガラスリペアとは
合わせガラスの車外側のガラスと、中間膜の間に発生した亀裂(ブレイク)の中に、ガラスと同じ屈折率を持つ特殊樹脂液を浸透させ、エアー抜きを施した後、紫外線照射によって特殊樹液を硬化させて補修します。
リペア可能な傷
亀裂(ブレイク)があまり大きくなく、表面ガラスの剥離部分が直径3mm以内であれば一般的には補修可能ですが、補修の可否は実際のキズを見て判断します。合わせガラスの中間膜まで達したキズ、破損後月日が経過したキズ、撥水加工を施した合わせガラスのキズ、また、一度リペアした所が再び割れてきた場合等は、リペアが不可能な場合もあります。
合わせガラスのキズ例
コンビネーション
(複合型)
ビーウィング
(蜜蜂の羽)
クローバーリーフ
(クローバーの葉)
スターブレーク
(星型)
クローバーリーフ
(クローバーの葉)
ブルズアイ
(牛の目)
自動車のフロントガラスは、ごく小さなヒビ割れやキズがあるだけで、車検が通らないのはもちろんのこと、そのキズは走行中の振動や気温の変化などで大きくなり、放置しておくととても危険です。ごく小さな破損であれば、短時間の作業と比較的低コストでガラスリペアが可能です。
ガラスリペアをお奨めできないケース
大きなヒビ
フロントガラス上下両端のヒビ
フロントガラスの上下30cm以内のヒビ
フロントガラスの左右10cm以内のヒビ
エグレやカケのあるヒビ
※この条件以外でも気象条件や使用状況により再びヒビが広がる場合もございます。
※費用は特別なものを除いて新品交換の1/4〜1/5の費用で出来ます。
リペア後の注意点
ガラスそのものを「元の状態」に戻すことはできませんが、通常の走行に支障がない程度には復元できます。
通常は一見元の状態に見えますが、打点(破損打点、 修復時の作業跡)が残り、見る角度によっては光の屈折により、キズが見えるケースもあります。